婚カツアプリで出会った旦那とのこと~ほのぼの日常

旦那と婚カツアプリで出会い、一年の交際を得て結婚。その過程と日々の生活を綴ります

映画「ラーゲリより愛をこめて』を視聴して

さかのぼりますが、年末年始に母と一緒に映画に行きました。

映画タイトルは「ラーゲリより愛を込めて」
第二次世界大戦終結後、日本兵がシベリアでソ連軍の捕虜として強制収容所に収監された時の実話をもとにした話です。

零下40度という極寒の地、朝に与えられる黒パンとお粥というわずかな食糧のみで過酷な労働を強いられる日々
少しでも口答えをすれば、殴られたり蹴られたり、独房に入れられ虐待行為を受ける。
逃げ出そうとしようものなら、容赦なく射殺される。

日本に残している母や妻、子供たち。愛する家族に会うことを渇望しながらも、絶望する仲間たちに「いつか必ず帰国できる。生きる希望を失ってはいけない」と励ますのは実在する山本幡男氏。
彼に勇気をもらい、仲間たちは団結。過酷な換気協を生き抜いていくがようやく帰国の日が近づくころ
山本氏の病気が判明診断は余命3か月の末期ガンだった。

山本氏に「愛する家族に向け遺書を書くこと」を勧めた仲間たち。山本氏が最後の力を振り絞って書いた遺書戦禍では、スパイ行為とみなされ書いたものはすべて没収されてしまう。

山本氏の最後の言葉を家族に伝えるため、仲間たちが考えたことは遺書の内容を記憶すること。一方。日本に残る妻は最愛の夫の死の知らせに号泣する。数年後。届けられた仲間たちによる山本氏の遺書の言葉母親へ、子供たちへ、妻へ、四人の仲間たちが分担し、山本氏の最後の言葉を伝える。山本氏からの感謝の言葉や、未来を信じ希望をもって生きろ。というメッセージに家族は号泣する。

涙が止まりませんでした。戦禍での見るに堪えない仕打ちの数々、大事な家族と理不尽に引き裂かれる残酷さ、最愛の家族への山本氏の思いや、残された家族の思い。ひとつひとつが心に刺さりました。

こんな悲しいことが起こる戦争は、絶対にやってはいけない。強く思いました。世界には現在進行形で戦争が起こっている場所もある。どうか、こんな悲しいことを繰り返さないでほしい。家族を想う、罪もない人の幸せを壊さないでほしい。

実は母に映画に誘われた時は、戦争映画と聞いて怖いイメージから、見るのをためらう思いもあったのですが、現実から目をそらさず、みてよかったと思っています。