プロポーズ後 お義母さんと話した時のこと
彼からのプロポーズの後、当然ですが私の方も、彼のお義母さんに彼と結婚をしたということを伝えに行きました。
彼からは『両親は純粋に喜んでくれている。』と聞いていて、初対面の時、お義母さんは温かく迎えてくれたという事実があったものの、結婚というと、許可してもらえるかやっぱり心配する気持ちもありました。
それに、私には他の一般の女性よりも心配事がありました。
1つ目に、持病があり、移植手術をしていること。免疫抑制剤の影響もあり健常者の人より病気にかかるリスクは高く、心配をかけることが多くなるだろうということ。
2つ目に、妊娠出産が難しいだろうこと。私にはホルモンの異常があるらしく、薬を飲まないと生理が来ません。自然妊娠の可能性は低く、元々の持病もあり子供を産めない可能性が高いこと。
この二つはとても重いことで、息子が結婚相手として連れてきたらとまどったり、反対することは十分にあると思いました。
だけれども、もちろんその事実を黙ったまま結婚することはできず、彼からの『俺の親は大丈夫だから。』という言葉もあり、勇気をもって伝えることにしました。
『私は持病持ちで体が弱くて、子供も産めないかもしれません。』という私の言葉に対し、彼のお義母さんは言ってくれました。
『うちの子があなたを選んだんだから。息子が決めたんだからそんなことは良いんですよ。』
と言ってくれました。
息子である、彼のことを信じていて、そのまま受け入れてくれるお義母さんのことを私はすごく素敵だと思い、ありがたい言葉をいただけたことに心から感謝しました。
お義父さんも同じく『あなたが息子にいろいろ話しかけてくれたから、息子は変わった。』と言ってくれており、結婚したいということを嬉しそうにしてくれました。
気さくで温かいご両親のもとで育ったからこそ、彼のおだやかで優しい性格は養われたんだと、この時私は実感しました。
婚約指輪の下見に連れていってくれたこと
プロポーズ後、本来なら幸せの絶頂のはずの私でしたが、実はいろいろと不安もありました。
付き合って3~4ヶ月のこの時期はお付き合いの新鮮さと慣れてきた楽しさが両立する一番良い時期。
今は大好きだって言ってくれるけど、時間が経つと私に飽きちゃったり、心変わりするんじゃないかな。と、、
『自分に自信がなくて、ずっと好きでいてくれるかなっていう不安があるのも本音。』
その気持ちを私は彼に対して伝えていました。
それに対して彼は
『絶対に嫌いにならない自信がある。』
『言葉だけだと不安かもしれないから、今度婚約指輪を見に行こう!』という返事をくれました。
その言葉通り、彼は次のデートで私を宝石店に連れていってくれました。
宝石店への入店はもちろん初めて。
敷居が高く、入るのに勇気はいったけれど、初めて間近で見る指輪はどれもキラキラと輝いていて。
夢中で眺める私をにこにこと見守ってくれてた彼は『近いうちに実際に購入しよう。どんなのが良いか考えておいてね。』と言ってくれて。その言葉は十分に信じられるもので
私の不安は一気に軽くなりました。
テレビドラマでしか見たことがなかった憧れの婚約指輪。自分がもらえる立場になるなんて、夢のようでした。
私の不安に対して面倒くさがらず、態度で示そうとしてくれた彼は本当に優しい人だと思いました。
プロポーズ後、彼と私の母親が話した日
お泊まりの夜のプロポーズの後時間をおかず、
彼は私の実家に結婚のお願いに行きたいといってくれました。
実家には既に何度か彼を連れていっており、私の母親とも顔を合わせていたのですが、真剣な話はもちろん初めてです。
事前に私から母に話をしたとき。
当時25才の私から結婚の話が出たことにびっくり。『まだ早いんじゃないか』と言われました。
それでも彼と話をすることを了承してくれました。
当日
『この子と一緒になると大変だと思いますよ。
本当にこの子で良いんですか?』
『まだ4ヶ月の付き合いなのに、すぐに結婚は早いと思う。』
母の口からはそんな言葉が出て、すんなりとOKとはいきませんでした。
もちろん無理はないと思いました。
私は持病をもって生まれてきて、大きな手術や入院を何度も繰り返しています。
小さい頃から大きくなるまで母には沢山心配をかけてきました。
成人したとはいえ母の中で私はまだまだ子供で
『そんなに早く結婚なんてとんでもない』というのが本音だったと思います。
それでも、彼はぶれずに結婚の意志があることを母に伝えてくれて、
お付き合い自体は反対していなかった母は
『これから一年お互いの気持ちが続くなら、
その時は結婚を認めたい。』という言葉をもらえました。
冷静に考えても、付き合って4ヶ月は慌てて結婚しないといけない時期ではないですもんね。
当時は一年という時間は長く、早く結婚したくてやきもきする気持ちもあったけれど、時間をかけて彼との絆を深めていくことができ、結果的によかったと思います。
4ヶ月~彼からプロポーズされました。
彼と付き合って約4ヶ月。
実家住まいの彼から『今度のGWに家に泊まりに来ない?』と誘われました。
私はびっくりして、(ご実家にお泊まりなんて良いのかな)と不安もありましたが、両親も了承してるとのことで、彼からのお泊まりのお誘いはやっぱり嬉しかったので提案に乗ることにしました。
当日、私は彼と外でカラオケやボーリングで遊んだ後、彼のご実家にお邪魔しました。
初めて入った彼の部屋では緊張で落ち着かず、、
けれど、一緒にテレビを見てまったり過ごしてるうちに少しずつ落ち着いて。
夕方には彼のご家族と一緒に夕御飯をいただきました。気さくなご両親はにこにこと話しかけてくれて、緊張しながらも楽しい会食となりました。
夜になって普段なら帰り始める時間。その日私は彼の部屋にいました。
『いつもは帰らないといけないけど、今日は一緒にいられる。』と二人で嬉しさを噛み締めた後
彼からの告白がありました。
『俺は◯◯ちゃんと結婚したいと思っている。』
『まだ4ヶ月だけど、俺は◯◯ちゃんが良い』という言葉は本当に嬉しくて。。
一緒にいると心地よく、安心感をくれる彼と、
(これからも長く一緒にいたい。)という気持ちが芽生え始めていた私は自然とうなずくことができました。
その後、彼に求められ私達は一つになりました。
一回目で上手くはいかなかったけれど十分幸せで。
彼の広いベッドで二人で一緒に眠りました。
朝目覚めると彼は私にそっと腕を回し、抱き寄せてくれていました。
私にとって幸せの絶頂でした。
この日から二人の間で結婚の話題が具体的になっていきました。
付き合って3か月目で彼のお母さんと初対面!
付き合って約3ヶ月、なばなの里デートと同じ時期
彼の地元でデートすることになり、その際に実家暮らしの彼の家に寄らせてもらい、お母さんとの初対面をすることになりました。
彼がお母さんに彼女(私の事)が出来たことを伝えたら『一度会いたい。』と言われたそう。
私は彼とのお母さんとの対面が決まると、ずいぶん前から緊張でドキドキでした。
楽しみよりも
(私なんて彼女として反対されるんじゃないか。)という不安のほうが大きかったのも事実です。
彼は大丈夫だと言ってくれていましたが、内心はとても不安でした。
しかし当日、予想に反して彼のお母さんはにこにこと私を迎えてくれて、歓迎してくれました。
『息子が初めて彼女を家に連れてきて嬉しい。』
『あなたのおかげで息子が以前より家族と話すようになったし、出不精だったのが積極的に外に出るようになった。ありがとう。』
思いもよらない彼のお母さんからの言葉に私は心から安心し、同時に私が彼に良い影響を与えられてることをとても嬉しく思いました。
その日彼のお母さんが出してくれた手作りの杏仁豆腐は、彼が子供の頃によく作っていたそうでとても優しい味がしました。
思い出のデート 子供の頃から憧れてたなばなの里
その後、私たちは週一のデートを続け、様々な場所ょに行きましたが、特に思い出に残るひとつが
『なばなの里』です。
『なばなの里』は、私がまだ小学生の頃、家族と訪れてました。沢山の花が咲いているのがとても綺麗で強く心に残っていました。
その後、CMで何度も『なばなの里』のイルミネーションの宣伝を目にする機会もあり、
その頃から『将来好きな人ができたら、なばなの里に行って一緒に綺麗なお花やイルミネーションをみたい!』という夢を持つようになりました。
彼と付き合って『デートで行きたいところはある?』と聞かれた私が希望した『なばなの里』に彼は本当に連れていってくれました。
訪れたのは、付き合って約三ヶ月目のGWに入る頃
気候もちょうど良いときでした。
小学生ぶりのなばなの里は、当時とかわらずいろいろな種類の花が咲き乱れ、広いお花畑を周り、展望台から景色を眺め、私はおおはしゃぎでした(笑)
その頃、彼を好きな気持ちが高まっていた私は二人でベンチに座ったときに、彼の肩にもたれかかってみたり。彼はそれに応え、肩を抱いてくれました
待ちに待った夜のイルミネーション!きらきらと輝き昼間とは違った様相を見せる花畑や光のトンネル、そしてその年のテーマのくまモンのプロゼクションマッピング
全部が思った以上に素敵でそれを大好きな人と見られることに大きな幸せを感じていました。
隣で肩を抱いてくれる彼がとても愛しく感じました。
『いつのまにか惹かれていって大好きになった。』という気持ちを伝える私に対し
彼は帰りの車の中でキスをしてくれました。
彼とのファーストキスはそっと優しいものでした。
ムードのある『なばなの里』の中ではなかったですが(笑)私は十分満足でした。
付き合ってすぐの初めてのバレンタイン
誕生日の後、付き合ってすぐにバレンタインという大イベントがありました。
私は彼に喜んでもらいたく、はりきって手作りに挑戦したのですが、、
当日の朝作ったチョコレートがうまく固まらず失敗をしてしまいました。
作り直す時間もなく、その日のデートで彼に正直に失敗してしまったことを謝り、
私は
『これから⚪⚪さんの好きなものを一緒に買いにいかないか。』
それに対して彼は
『来週でいいから手作りが欲しいな。』
そこまで言ってもらえて、私は今度こそ彼の気持ちに応えたく再チャレンジをし、なんとか無事にチョコブラウニーを完成させました。
それは市販の綺麗なものと比べると見劣りするものでしたが、彼はとても喜び、おいしいと連発してくれました。
ラインでも何度も美味しかったと嬉しい気持ちを伝えてくれ、私は本当に作ってよかったと思い、これからも彼ました。