私は二十歳の頃、肝臓移植という大手術を経験しました。
元々、生まれつき肝臓が悪く、小さな頃から定期的な通院、入院の経験もありました。
それでも、学校に通えて、日常生活を送れるくらい元気ではあったのですが、、
二十歳の頃、私の肝臓に限界が来ました。体調が急激に悪くなり、寝込むように。
かかりつけ医で検査したら血液検査で肝臓の数値に大きな異常が見られました。
医師からすぐに連絡が来て、緊急入院、ドナーを申し出てくれた母親の検査、そして手術と慌ただしく決まりました。
手術は20時間もかかる大がかりなもので、術後数週間は手術跡の痛みや気持ち悪さで苦しく、辛かったですが、少しずつ回復していき、医師も驚くような早さで退院することができました。
退院後は一年間の自宅療養の末、休学していた大学に復帰し、その後は
障がい者枠での一般企業への正社員採用
恋をして、初めて男性と交際して、旦那と結婚しました。
そして、今の生活があります。
あのときわたしを助けてくれ、闘病中に励ましてくれた医師関係者の人。
私の命を守ろうと必死になり、ドナーを申し出てくれた母親を始め支えてくれた家族。
そして、一生薬が手放せず、他の健康な女性に比べて病気のリスクが高い私を受け入れ、『それでも結婚したい。』と心配する私の母親の前で決心を伝えてくれた旦那。
私は多くの人に感謝しなければなりません。
今、体調が不安定で休職という状態ではありますが、肝臓は良好です。病院ではなく家に入られて、普通に家事をして笑顔で旦那の帰りを待っていられる今はとても幸せなんだと思います。